Recent

2012年1月28日土曜日

厳冬期の富士山へ その1

あ~、雪山へ行きたい。


写真は雑誌「岳人」2012年1月号の表紙。

雑誌で見る雪山の写真はすごくきれいだ。
雪山に行きたくなる。
年が明けて何度か山へ行ってるが、何と言うか達成感を味わってない。
あのギリギリ感とかきれいな景色とか、
達成直後はもういいやと思うもののそれなりの時間がたつと無性にまたやりたくなる。

ということで、
雪山初心者ですが厳冬期富士山に挑戦しようと思います。
昨年12月、初めての富士山体験が冬富士登山だった。

2011年12月9日 下見で終了
A.M.2:00、車で太郎坊トンネルまで行ったものの下界で既に大雪。
とりあえず諦めて下界で時間をつぶす。
A.M.9:00くらい、もう一度太郎坊トンネルまで行き、登山者から情報収集して帰る。

2011年12月10日 途中敗退
A.M.4:30、初めての富士登山に挑戦。月明かりとヘッドランプで歩き始める。
初めてなのでルートもよくわからず先行者の後ろを歩きながら7合目付近まで行くがあまりの強風に退散。
下山後、太郎坊トンネル脇で他の登山者からいろいろと情報収集させてもらって帰る。

富士の強風の恐ろしさを知った。
ネックウォーマーとニットキャップにサングラス、突風を食らったときにサングラスと顔面に少しの隙間があるだけで、そこから吹き込む突風で心臓が止まりそうになる。
これだけでも条件が重なれば十分死ねると知る。
デジカメ使おうとアウターグローブを外すと1分もしないうちに手が動かなくなる。
ちょうどiphoneの“行け勇者”にハマってたときだったので勇者と自分がダブる。
“あそこまで行けるかな?”と安易な思いで行かせると、途中で死ぬ、または目的地に到達したものの帰ってこれないことがある。
どこまで行けるかの判断が難しい。
ヤバい、って思ったときにすぐ逃げ込めるところが無い。
8時間歩いたらまた8時間かけないと安全な場所に戻れない。

2011年12月17日 初登頂
前回の教訓を踏まえ、新たにバラクラバとゴーグル、ツエルト、スコップを装備に加える。
水の凍結対策は自分なりに考えた後、ヤマレコの日記でたくさんのアドバイスをいただいた。
飲料水の凍結対策 (冬山、雪山、冬富士に向けて)

A.M.3:30から行動開始、14:00登頂、下山完了が19:30、何と行動時間16時間。
勇者的にいうとHPは限りなく0に近かった。
気温に問題が無ければ絶対に途中で仮眠する状況だったが休憩しようと立ち止まると余りの寒さで15分くらいが限界。
これ以上止まってたら凍死するっ、けど歩く体力も無いみたいな、
精神的ギリギリはよくあるけど体力的なギリギリは自分史上最高ランクだった。

そして年が明けて2012年1月。
なかなか降らなかった雪も最近かなり降って富士山も厳冬期らしい風景になってるはず。
厳冬期といえば主に1~2月を指すようなので2月中の登頂を目指そうと思います。

と、まずは意思表明から。


<厳冬期の富士山へ>

0 件のコメント:

コメントを投稿