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2012年2月17日金曜日

20世紀後期モノ

高校山岳部時代の縦走用ザックを引っ張り出してみた。
入学と同時ににICI石井スポーツの外商員から買ったものだからちょうど20年前のだ。


大学以降は山など目もくれない生活をしていたものの、昨年秋から急にまた山に行くようになって何か使える物はないかと実家の物置から持ってきた。
大きさは確か70Lだったような気がする。80Lで「バルトロ」と判明
横も縦も写真よりまだまだ膨張できるので何でも入る。というか入りきらなかった試しはない。

さすがに20年物、使えたもんじゃないだろうと思っていたがフレーム外して洗濯機にブチ込んで洗ってみたらまだまだ全然いけそう。素材の劣化もない。

ただ一点、とにかく重いってことを気にしなければ・・・ しかもめちゃくちゃ水分を吸う素材・・・

山に行きたい熱が再発してからまだ使っていないが縦走する機会があれば1度は使ってみたい。
なんたって思い出が詰まってる。
歩荷訓練では通常装備に加えて川原の石を5kgか10kg?(記憶が曖昧)入れて白毛門山頂へ運んだりした。
先輩のことや同期のS君も思い出す。

紫と緑という色使いがアレだけど、何気にミレーの旧ロゴもかっこいい気がする。

20年物ザックがもう一つある。
縦走用とセットで買ったサブザック。
ICI石井スポーツのオリジナルで、確か35Lと聞いた気がする
縦走用ザックの中に丸めて入れておいて、幕営後のピストンアタックとか日帰り用として使っていたものだけど、日帰りとか幕営地からのピストンとかの機会は殆ど無かったからあまり使わなかった。
コードストッパー?にもICIロゴが入ってる
昨年12月17日の冬富士初登頂のときはこれを使った。
が、さすがにそのままでは使えなかったので色々と工作(というかお裁縫)とかして。

まず、背面のスポンジが劣化して粉々になってたので内側から穴を開けて全て取り出し、
代わりにこれまた20年物の黄色いウレタンマット入れた。

更にショルダーベルト?(ザックを背中に引き寄せる両肩のベルト)やチェストベルト、ピッケル固定用ループも自分で縫い付けた。


このソーイングステッチャーでこつこつと。
これがあれば何でもできる!
チェストベルトすらなかったICIのヤワなサブザックも最終的には日帰り装備プラス、スコップ、ピッケル、12本歯アイゼン、ストック2本とか、そこそこの量と重さを背負えるほど剛性を確保できた。
こいつの存在を知って最寄の好日山荘と石井スポーツに問合せたらどちらも在庫がなかったがジョイフルホンダに行ったら革細工コーナーにあった。
その後、別件で好日山荘に行ったら早速在庫してあってちょっと罪悪感。
こんなの買う人いなそうだからきっと不良在庫に・・・

ちなみにこのICIのサブザックはさすがに世代交代。
ほぼ同じサイズの32Lのザック(後ろに写ってるもの)を既に使ってる。

さて、
そろそろ厳冬期富士用の装備をまとめないと。

3 件のコメント:

  1. むか~し、むかし
    中野茶屋からTL200とセローで吉田口~五合目を目指したとき、ヒーヒー言って全身で呼吸している脇を、80キロ背負った明治のワンダーホーゲルに追い越された事があります。
    五合目には到着したけど、追いつけなかったもん。
    自分には絶対に無理だとおもったなぁ

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  2. たしか
    吉田口登山道とか言ったかなぁ

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    1. 御殿場しか経験がありませんが登山といったら有名な佐藤小屋のある吉田口のほうが人気みたいですね。ただ冬季は吉田口のほうが危険のようで。

      むかーしむかしに憧れますが今とは状況が違いますもんねー
      現在なら林道のある馬返し付近まででしょうか。
      今夏には世界遺産登録へ向けたユネスコの調査が入るみたいですし。

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